正しいシャンプーの仕方、洗い方

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正しいシャンプーをすれば、頭皮を清潔で健康的な状態にし、育毛、発毛に良い影響を与えることができます。正しいシャンプーの仕方を学んでいきましょう。

まずは、毎日使うシャンプーを選ぶことから始めます。

通常のシャンプーと育毛シャンプーの違い

あなたは普段どんなシャンプーを使っていますか?シャンプーによっては、あなたの頭皮や毛髪にダメージを与えていることがあります。一般的に広く販売されている通常のシャンプーと、髪の毛に優しい育毛シャンプーの違いを解説します。

通常のシャンプーの主成分は石油系、石鹸系のものが多く、香りがよく泡立ちが良いのですが、頭皮に強い刺激を与え、かゆみや炎症の原因になっていることがあります。また、洗浄力が強く、頭皮にある皮脂を取り過ぎ、フケが多く発生する可能性もあります。

一方で、育毛シャンプーは、育毛を目的にしたもので、頭皮の血行を促進します。多くの育毛シャンプーはアミノ酸系の成分が配合されているので、頭皮に栄養も与えられます。しかしながら、通常のシャンプーと比べると価格は少々高めで14,000円前後です。

もし、今使っているシャンプーが、あなたの頭皮に合っていない、抜け毛が多いというのであれば、一度、育毛シャンプーを試してみることをおすすめします。

意外と知らないシャンプーの効果

あなたは、シャンプーの効果を全部知っていますか?ただ髪の毛を洗うだけではありません。正しくシャンプーをすることで次のような効果を得られます。

1.頭皮と毛髪の汚れを洗い流して、清潔に保つ。
2.頭皮の血行を改善し、健やかな毛髪を育てる。
3.頭皮をマッサージすることにより、リラックス効果が得られる。

このような効果を認識しておくだけで、シャンプーに対する意識が高まるでしょう。

シャンプーの正しい方法
ここでは、シャンプーの仕方を解説していきます。

1.シャンプーをする前にブラッシングをする。

まず、お風呂に入る前にブラッシングをします。シャンプーをする前にブラッシングを行うことで、髪の毛の表面についたほこりや汚れを落とすことができます。そうすることで、少量のシャンプーでも泡立ちが良くなります。また、使うブラシは常に清潔に保ちましょう。髪の毛がついていたり汚れたままだと、ブラシに雑菌が繁殖している可能性があり、頭皮に悪影響を及ぼします。

2.髪の毛を濡らすだけではありません!前洗いとは?

前洗いはただ「髪の毛をお湯で濡らす」だけと思っている人が多いのですが、実はこれだけでも、毛髪についている汚れをかなり落とせます。ですから、髪の毛をしっかりとお湯で流しましょう。 時間は2分ぐらいがベストで、お湯の最適な温度は38度です。ちょっとぬるめと感じるかもしれませんが、熱すぎると頭皮の乾燥の原因になったり、皮脂の分泌が多くなりすぎる可能性があります。

3.いよいよ本番、頭皮洗いのポイントとは?

まず、シャンプー剤は地肌に直接つけて頭皮で泡立てるのではなく、手のひらで泡立てるのが基本です。なぜなら、そのままシャンプーを頭皮につけると、頭皮に強い刺激を与えてしまうからです。その他にも、洗い流した後に頭皮にシャンプー剤が残ることを避けるという目的もあります。

手のひらで泡立てたシャンプーができたら頭皮につけます。その際のポイントは、揉んだり押したりして、マッサージしながら頭皮全体を洗っていくことです。ここで注意したいことは、頭皮を傷つけ、かゆみやフケの原因になりますので、絶対に爪を立ててゴシゴシ洗わないことです。指の腹でゆっくりマッサージしていきましょう。また、いつも髪の毛にヘアワックス、ムースなどの整髪剤を使っている人はこの頭皮洗いを2度行うことをおすすめします。

4.シャンプーが頭皮に残らないようにしっかり後流し。

シャンプーで洗い終わったら、さっと洗い流して終わり、という人が多いようですが、これでは、シャンプー剤を十分に流し落とせていないことがあります。最低でも3分以上は、お湯で洗い流すようにしましょう。頭皮にシャンプー剤が残ってしまうと、フケやかゆみの原因になり、抜け毛を増やすことにつながります。

シャンプーで洗い終わったら、次は?

シャンプーで洗い終わったら、次にリンス、コンディショナー、トリートメントをすることで、髪の毛をより良い状態にすることができます。

では、リンス、コンディショナー、トリートメントでは、いったい何が違うのでしょうか?

・リンス
シャンプーの後の髪の毛のきしみを防ぎ、滑りを良くします。そして、髪の毛の水分の蒸発を抑えます。

・コンディショナー
髪の毛のダメージを補修することができます。また、髪の毛の外側をコーティングすることで、外部の刺激から髪の毛を守ります。

最近、メーカーによっては、リンスとコンディショナーがほぼ同じ意味で使われることが多くなっています。

・トリートメント
一番の違いは、髪の毛の内部から栄養成分を浸透させ、パサつき、乾燥を防ぐことです。毛髪の内部にタンパク質成分が浸透し、ダメージ部分に栄養を与え、健康的な髪の毛を作ります。

これらは、髪の毛が短くても、薄毛の男性でも、健康的な髪の毛を育てるために必要であるといえます。理想としては、トリートメントを先に行い、その後、リンスもしくはコンディショナーをすることです。あなたの髪の毛の状態にあったものを選んでください。

正しくドライヤーを使い、健康な髪の毛を維持する

ドライヤーは濡れた髪の毛を乾かし清潔な状態に保ちます。また髪の毛のキューティクル(毛表皮)を閉じ、水分を保持することができるので、潤いのある健康な髪の毛に仕上げます。逆に濡れたままにしたり、そのまま寝てしまうと、菌やカビを増殖させ嫌な臭いが発生するなど、頭皮に悪影響を及ぼします。

しかしながら、間違った方法でドライヤーをすると、髪の毛を痛める原因になりますので注意が必要です。

正しいドライヤーの方法は次の通りです。

1.お風呂から出たら、まずしっかりとタオルで髪の毛の水分を取ります。この時、擦るようにするのではなく、タオルを髪の毛に押し当てるようにします。

2.最初に乾かすのは、「頭皮」です。ドライヤーを当てる時は、頭皮をかき分けるようにして、頭皮部分にドライヤーの風を当てます。その際の距離は20㎝ほどを保ちます。決して頭皮を乾燥させすぎることのないようにしてください。

3.頭皮の乾燥が終わったら、次は、「髪の毛

を乾かします。根元から、毛先に向けてドライヤーを当てます。その際の距離は、先ほどと同じ20㎝です。また、本来、髪の毛は熱に弱いため、同じところをずっと当てるのではなく、ドライヤーを揺らしながら風を送り込むようにしましょう。

4.全体的に乾いてきたら、今度は、冷風にして、髪の毛のキューティクルを引き締めます。

5.最後は、ブラッシングをして、髪の毛を整えます。

しっかりとシャンプーをし、ドライヤーを使うことで、薄毛や抜け毛の予防にもなります。


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